人探しの際の「手がかり」のヒント

大切な人の居場所を探したいと思った時、あなたはどんな行動を取りますか？
なにもわからない！　どうすれば良いの？　と戸惑う人も多いでしょう。
スマホに何度も電話してみたり、家のインターフォンを何度も押すだけ、という方法しか思いつかないこともあるかもしれません。
大切な人が居なくなってしまったそんなとき、まずやらなければならないのは、その人を探すための手がかりを見つけることです。
今回は、人探しの際に、どんな事柄が手がかりになるのかのヒントをご説明します。

まず、探したい個人の様々な情報は、探すときに非常に重要な手がかりとなります。
氏名や住所の他に、育った場所、住んでいた場所、土地勘がある場所などを知っていれば、そこを探すという選択も増えます。
そして、その人がいなくなった理由についても心当たりや情報があれば、それも手がかりとなります。
家庭関係の悩み、仕事の失敗やトラブルが原因であったり、恋人との関係が上手くいかなくて姿を消してしまうという人もいるでしょう。
こういった失踪の原因を突き止めることで、どこへ向かって消えたのかを予測できる手がかりとなるかもしれません。
手がかりとなる情報として年齢なども重要です。万が一認知症を発症しているのであれば、徘徊をしてしまっている可能性も考えられます。わざと失踪をしているわけではなく、帰り方が分からなくなっているということがあるのです。
学生、特に未成年であれば事件に巻き込まれている危険もありますので、認知症や子供の場合は速やかに警察に届けを出しましょう。

次に、探している人が選び取れる交通手段について考えてみましょう。これも手がかりとなります。
車の免許を持っていて、自由に使える車があり、且つ自宅の車庫から車がなくなっていれば、自動車を使って移動している可能性が高まります。逆に免許がない人であれば当然車での移動は候補から外れ、自転車、電車やバス、タクシー、そして飛行機や新幹線といった移動手段を視野に入れる必要があります。
また所持金や預貯金が把握できている場合、それらから移動の予算をはじきだして、取り得る交通手段を限定していくという方法も有効でしょう。
前述の失踪原因と組み合わせれば、どの程度まで捜索の範囲を絞るかということを考えることができますので、手がかりとして重視できるのです。

この他に、探す方の自室内に残された物から行先を推測したり、持ち出した可能性のあるものから考えたりと、行先を探るための手がかりは多数存在しています。
ただ、残念ながらどれだけ情報を手に入れようと、素人が失踪人を簡単に探し出せるわけではありません。
加えて、行先が国内ではない可能性まで視野に入れると、やはり家族や身内だけでの捜索には限界があると言わざるを得ないでしょう。
人探しに特化しているプロである探偵や興信所、専門のNPOなどに手掛かりとともに相談してみるのも可能な限り早く探し出せる方法です。